中央ヨーロッパの旅 2007 その九

今回から中央ヨーロッパの旅
後半が始まります。

2007・08・31(9日目)

初 体 験

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                  ウイーン西駅に停車中のD347列車

すっきりとした目覚めの朝を迎えた。相変わらずどんよりとした雲の多い空が広がる。ベランダに陣取り昨日スーパーで買ってきたパンと牛乳で朝食を済ませる。今回のたびの記念にみんなで写真を一枚撮った。
ホテルをチエックアウトしタクシーで【Lesce Bled】駅へ向かいIC310列車でオーストリアの【Villach Hbf】へ向かう。昨日ザグレブから乗ってきた車両とは違いコンパートメントで座席は大きくフカフカである。列車は山間をしばらく走り長いトンネルで峠を越えるとそこはオーストリアである。トンネルを抜けた駅でオーストリアのパスポートコントロールが行われる。一応パスポートに押されたスタンプを確認する。すると日付が間違っているではないか!昨日の日付だ!今回の旅では特段に問題はないだろう。しかし、次の場合はちょっと不味い!日本国のパスポートで入国する場合は「照査免除」というのがあって(海外旅行をする人は知っていますね)オーストリアの場合は観光目的なら6ヶ月です。しかし、一日でもオーバーする場合はビザが必要になる。ビザがなければ「不法滞在」となりブタ箱行きとなるので注意が必要!!!そういえば、スロベニアのパスポートコントロールは行われなかった。「去るものはどうぞご勝手に!」といったところだろうか?IC310列車はあっという間に【Villach Hbf】に到着。

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                  Lesce-Bled駅に到着したIC310列車

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                  OEC536列車

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                  OEC536列車 1等車

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                        コーラ?

ここでMさんたちと別れ私は今夜ウィーンを出発する夜行列車に乗りルーマニアの首都ブカレストへ向かう。
駅の掲示板で乗り場を確認しウィーン行きOEC536列車に乗車する。レールパスが使えるエリアなので1等車に乗車する。車内は落ち着いた雰囲気で座席は黒色の革張りで椅子も大きい。勿体ないくらいで落ち着かないが発車してしばらくすると寝てしまっていた。OEC536列車は【Villach Hbf】を定刻の10:20に発車!【Wiener Neustadt Hbf】まで約4時間の旅となる。この列車はWIEN行きの列車なのだが、今夜乗車する列車まで時間があるので途中下車してハンガリーのショプロンに立ち寄ってみることにしたのである。列車の中は快適なのだがMさん達と分かれて独りになるとちょっと寂しい。この一週間の出来事を思い出したりしていた。ふと思いにふけていると車内改札がやってくる。天気もよく車窓も綺麗だ!昼食の時間になり昨日買ったパンをかじる。ちょっと怪しいコーラも買っておいたので一口飲んでみた。ん・・・おもいっきり薬の味がした。途中、世界遺産にも登録されている「セメリンク」を通過し14:28【Wiener Neustadt Hbf】に到着。

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                  セメリンク駅

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                  セメリンク駅の展示車両

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                  【Wiener Neustadt Hbf】に停車中の
                  ショプロン行きR7729列車

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                  ER9943列車

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                  R2326列車

ここでローカル線に乗り換え【Sopron】へ向かう。駅にコインロッカーがあるので大きな荷物を預けR7729列車に乗り込む。ショプロンまで約一時間の各駅停車の旅となる。編成は一両のディーゼル列車。一両編成だが車掌も乗務しており車内改札も行われる。列車はちょっと遅れて【ショプロン駅】の国際列車専用ホームに到着。地下道を通り駅舎の中でオーストリアの出国とハンガリーの入国、それぞれパスポートコントロールが行われる。帰りの列車の時間まで駅前や駅構内を散策する。(この街には以前一度訪れたことがある。旧市街は小さな街で一時間もあればサッと見ることが出来る。ウィーンからも一時間くらいで行くことが出来るのでぜひ一度訪れてみてください。)散歩の後は駅前の「SPAR」で買い物をする。「SPAR」というと日本ではコンビニでおなじみだがヨーロッパでは一大スーパーマーケットチェーンとして有名である。列車の時刻が近づいてきたのでハンガリーの出国審査とオーストリアの入国審査を済ませ国際列車専用ホームへ向かう。【Wiener Neustadt Hbf】行きのER9943列車はすでに入線していた。今度は機関車が牽引する列車で二階建ての客車が連結されている。 【Wiener Neustadt Hbf】へ戻り【Wien Südbahnhof】行きR2326列車に乗車し、約一時間で【Wien Südbahnhof】に到着した。久々にWIENに来たのだがこのまま市内を移動し今夜のブカレストゆき寝台列車に乗車することになっているので。WIEN観光はまたの機会のお楽しみとしてとっておくことにする。駅前から18番トラムに乗車し【Wien Westbahnhof】へ向かう。

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                 【Wien Südbahnhof】

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                 【Bucuresti Nord Gr. A】行きD347列車

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                      1等二人用寝台

駅のコンコースで発車番線を確認しホームへ向かうとこれから乗車する【Bucuresti Nord Gr. A】行きD347列車はすでに入線しており、ホームは沢山の人たちで賑わっていた。編成の最後部はステンレス製のオーストリア国鉄の車両。その隣に私が乗る車両が連結されていた。ルーマニア鉄道の車両だ。乗車口には車掌?が立っており乗車券を見せると「この車両だよ」とにこやかに迎えてくれた。この列車の編成は長く、寝台車のほかに(簡易寝台車・JRで言うとB寝台車にカーテンが付いていないもの。ただし、コンパートメントになっており通路と仕切られている)(座席車)(食堂車)が連結されている。寝台車はすべて個室で二人用となっているが今回は個室を一人用として予約してある。個室は狭いが空調が整備され洗面台まで付いている。D347列車は【Wien Westbahnhof】を定刻に発車!ヨーロッパの旅で夜行列車に乗るのは今回が初めてなのでワクワクしている!!!すぐに車内改札が始まり車掌に切符を預ける。飲み物も用意してあるとのこと。一段落して夕食にスーパーで買ったパンを戴く。列車は順調に走り続け国境の駅【Bruck a. d. Leitha】に停車。ここからオーストリアとハンガリーの審査官が乗車し出入国審査が車内で行われる。審査を無事に終わらせしばらくするとドアをノックされた。覗き窓から見ると審査官と一人の女性が立ってなにやら話している。怪しいのでチェーンをかけたまま足でドアを押さえ少しだけドアを開ける。すると女性が「私ここの部屋」みたいなことを言っているので。「知らない」と言ってドアを閉める。しばらく女性と審査官の話し声が聞こえたが女性は審査官に連れて行かれたようだ。しばらく車窓を眺めているうちに寝てしまった。22時ころだと思う。

                                                                 つづく



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